院長コラム

日本の歯科医療の問題点1

2024.06.23

日本の歯科医療の問題点

炎上覚悟で書きます。

日本の歯科医療は過剰診療と思います。

 削らなくていい歯を削って、しかも無駄に自費のセラミックに誘導。

 残せる歯を治療しないでインプラントに誘導。

 インプラントのためのインプラントへの誘導。

人間の作ったものはセラミックであろうとインプラントであろうとあくまでも仮歯です。

自動車が一生壊れないと思う人はいないでしょう。

歯も同じです。

よく「差し歯したのにすぐダメになって」とおっしゃる方がいらっしゃいます。

差し歯の寿命は6年です。

天然歯に勝るものはありません。

大切なことは天然歯をいかに守るかです。

スウェーデンの虫歯学の権威、ダグラスブラッタール先生が

どんな上手な被せ物を入れてくれる先生よりも、自分の歯を一生天然歯のまま守ってくれる先生こそが一流の先生と思っています。

と言っています。

日本の歯科保険制度は大きく削れば削るほどもうかる仕組みになっています。削らないとお金にならないのです。

これに反論できる先生はいないと思います。

金儲けのために削るというのは、国民のためにならないし、歯科の未来を暗くする行為だと思います。

 

 

 

エビデンス

2024.06.20

みなさん『エビデンス』という言葉をご存知でしょうか?

証拠、根拠、裏付け

といった意味です。

来院者さんやスタッフにお話しする時に私はこのエビデンスを大切にしています。

Evidence Based Dentistry 日本語で 根拠に基づいた歯科医療

ですので来院者さんに問われた時になぜその治療が必要か、それを選択する理由、その成功率はどれくらいかをエビデンスに基づいてお話しします。

その対極にあるのが勘です。なんとなくや感情論です。これらは簡単に論破することができます。最終的に自己防衛のために嘘をつくのですぐわかってしまいます。

とはいえエビデンスは重要ですが来院者のストーリーはもっと重要です。

ナラティブデンティストリーと言います。

お話をよくお聞きした上で最善の方法を選択します。

歯科医院は一生のおつき合いになりますから来院者のお口の管理の全責任は私がとることになります。

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