2016.06.13
根っこの治療の時には、歯に唾がかかりますよ。唾にはミネラルも入ってるけど、ばい菌もたくさんいます。根の中に入ってしまうと大変です。守るためには歯にカッパをかけます。これをラバーダムと言います。ラバーダムをすることによって根の治療の成功率は倍以上になります。根の治療には無菌処置が必要なんです。汚い部屋と綺麗な手術室のどちらで手術を受けたいですか。ラバーダムは小さな手術室です。根の治療の時には必ずかけさせていただきます、。
2016.05.19
最近『米国において歯科医院で予防処置を受ける妊婦が増加している』というニュースがありました。歯周組織の健康状態の悪い患者さんは切迫早産をし低体重児が生まれる確率が約7倍高い事が分かっています。その上、お口を清潔することによって早産の率が低下することも分かりました。お口は歯周病に感染するとサイトカインが出てきます。出産の時にはプロスタグランジン(ホルモンのような働きをする物質。子宮筋に対して強い収縮作用をもつ)のような出産を促す物質が出ますが、サイトカインがそのような働きをしてしまい出産のメカニズムを早く進めてしまい、早産に繋がると考えられています。元気な赤ちゃんを産むためにもお口の健康を守っていきましょう。
2016.04.19
皆さん歯医者さんで歯の神経をとった経験はありますか?
神経を取ると大丈夫と思ってませんか。実はきちんと神経をとった後の根っこを治療した場合、90%の治療成功率なのですが、不十分な治療の場合は70%以下に落ちます。特に日本の根の治療は保険点数の低さからか時間をかけることができず、不十分になりがちです。噛んだ時に歯が浮いた感じがしたり、噛むと痛いなどの症状は根の先に根尖病巣という膿のかたまりができていることが疑われます。当院では顕微鏡を使って根っこの治療に時間をかけて手を抜かずに治療しています。そのため根の治療の時には他院と比べて時間がかかることをご理解ください。また、根の治療の時にはラバーダムというゴムをかけて歯の中にばい菌が入らないようにしています。ラバーダムについては次回詳しくお話しします。
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