みなさんこんにちは
わかみ歯科クリニック院長の小玉尚伸です
私は、小学5年生の時に事故で永久歯の前歯を失いました。年少時には部分入れ歯をしていて、それがコンプレックスでした。その当時若美町(現在の男鹿市)には歯科医院がありませんでした。世の中にこのように歯で苦しんでいる人をなくしたいと思い、中学時代から歯科医を志すようになりました。物理学、数学が得意で小さい時から機械工作やプラモデルなどの細かいことが好きだったということもあります。平成8年に生まれ育ったこの地でわかみ歯科クリニックを開業いたしました。開業してみると、すべての患者さんが、虫歯や歯周病の根本的な原因を除去していないため、今までの治療のやり直しばかりの毎日でした。いかに口腔内の健康を長く保つかいろいろ勉強した結果、「良い治療とはそもそも虫歯や歯周病にしないこと」、すなわち予防が最高の治療だという結論に至りました。また、予防は特別なことではなく『全ての治療に先立って必ず行わなければならないこと』と考えています。
具体的には
定期的に当院に来院してメインテナンスケアを受けている子供たちにおいては、12歳時に永久歯に一本もむし歯のない人(カリエスフリー)の率90%以上を目標に診療を行います。(現在達成済み)ちなみに、日本全体の12歳時のカリエスフリー率は30%程度です。
また、成人においては、長期にわたりメインテナンスを継続している方は治療後の抜歯率が大変低いことがわかっています。(当院データで0.7本、スウエーデン、アクセルソン教授のデータより低い)
患者さんが日常的に家庭で行う適切な口腔ケアが、口腔の健康を守るために必要なことに違いはありませんが、それに加えて、定期的に歯科衛生士による細菌(バイオフィルム)を減らすためのメンテナンスをケアとして受けていただくことは、健康を維持することをより確実なものにしています。
このようにメンテナンスの効果は大きなものなのですが、こうした取り組みをシステム化し、診療にきちんと反映させている診療所は残念ながら日本においてはまだ非常に少ない状況にあります。
このような歯科医療のあり方を、一人でも多くのみなさんに理解していただきご自身の人生を豊かなものとして、食べる喜びをみなさんと共有できることを願っています。
まずは当医院に来院していただきお話を聞いていただければと思います。
当医院の設備をご紹介いたします。
歯科用手術用顕微鏡を用いた精密治療
マイクロスコープを用いて高倍率で見ながら治療を行うことによって、より精密な治療を行うことが可能となり、削る歯の量を最小限に抑えることができるようになります。マイクロスコープを使用することで、より正確な治療を行うことが可能となります。当院では治療用の椅子全てに装備して、保険、自費にかかわらず全ての治療に使用しています。
また根管治療(神経を取ったり、根の先の膿の治療)時にはラバーダム防湿(唾液すなわち細菌の混入を防ぐ方法)を行い世界標準の方法で治療しています。他院で抜歯と言われた歯も高い確率で残せることがあります。